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とくしゅおんせつ

特殊音節

tokushu onsetsu

特殊音節

特殊音節とは、日本語の音節のうち、五十音図に並ぶ基本的な仮名(直音)とは異なる構造を持ち、発音や表記に特別な形をとる音のまとまりを指します。

通常、一音節は一文字の仮名に対応しますが、特殊音節は一拍でありながら、複数の文字で表記されたり、独特の発音上の特徴を伴ったりするため、言語教育や印刷・校正などの場面で特に注意を要します。代表的なものに、拗音・促音・撥音・長音の4種類があります。拗音は「きゃ」「しゅ」など小書きの「ゃ・ゅ・ょ」と結びついた音で、1音節を仮名2文字で表すねじれた音です。促音は「っ」で表される詰まる音で、直後の子音を強調し、発音上は無音の1拍を構成します。撥音は「ん」に相当する音で、語中や語尾に現れ、次の音によって鼻音や口蓋音など異なる発音に変化します。長音は母音を引き伸ばして発音するもので、仮名では同じ母音の連続、あるいはカタカナ語における長音符「ー」で表記されます。

たとえば「がっこう」と「がこう」、「りょうり」と「りより」では、それぞれ意味や語感に大きな違いが生じるため、特殊音節の扱いを誤ると誤読や誤解につながります。印刷現場やDTP作業においても、これらの音節を正しく反映することは文字組版の基本であり、フォントやレイアウト調整の際にも考慮されるべき重要な要素です。

特殊音節は、日常会話に自然に登場する一方で、習得や表記に難しさが伴うこともあります。特に教育現場では、拗音や促音に苦手意識を持つ児童も多く、正しい理解と反復練習が求められます。発音・表記・言語運用すべてにおいて、特殊音節は日本語を構成する重要な柱の一つです。

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