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こぐちそうしょく
小口装飾
Edge Decoration
小口装飾
小口装飾とは、本の小口(ページの外側の断面)に色を塗ったり、絵柄や文字を印刷したり、箔押しを施したりする加工のことです。
この装飾は、本の外観を美しくするだけでなく、特別感や高級感を与えるためのデザイン要素として利用されます。
小口装飾には主に三つの方法があります。一つ目は、単色で小口を塗装する方法で、スプレーを使用して色を吹き付けます。この方法はシンプルですが、厚みがある本ほどムラが生じやすく、特にのど部分(綴じ側の奥)で注意が必要です。二つ目は、絵柄や文字を小口に印刷する方法で、デザイン性を高めることができます。三つ目は、箔押しを施す方法で、特に金や銀の箔を用いると豪華な仕上がりとなります。
ただし、小口装飾には制約もあります。たとえば、本を立てた状態で加工するため、背の厚みが5ミリ未満の薄い本や中綴じ冊子には適用しにくい点が挙げられます。また、紙質も重要で、上質紙や中質紙のほうがきれいに仕上がる傾向があります。
全体として、装飾の方法や仕上がりの美しさは本の用途やデザイン目的によって選ばれ、小口装飾は特にギフト用や特装本で活用されることが多い加工技術です。
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