ページネーション

ページネーションとは、印刷物やウェブサイト、デジタルコンテンツで、情報を複数のページに分割して整理し、ページ間を移動しやすくする仕組みを指します。

主に、情報量が多い場合に、一度に表示する内容を制限することで、読みやすさや操作性を向上させる目的で用いられます。

印刷物では、ページネーションはページ番号（ノンブル）の付与や目次との関連付けを含み、情報の構造化やアクセス性を向上させます。例えば、本や雑誌では、各ページに番号を振ることで、読者が目的の情報をスムーズに見つけられるようになります。

ウェブサイトやアプリケーションでは、ページネーションは特にリスト形式のコンテンツや検索結果などにおいて広く使用されます。検索エンジンの結果ページやオンラインショップの商品一覧などで、一定数の項目を1ページに表示し、「次へ」「前へ」といったリンクやページ番号のリンクを提供することで、ユーザーが目的の情報に簡単にアクセスできるようにします。

ページネーションの利点は、情報を適切な量で分割することで、視認性や操作性を向上させ、ユーザーにとって快適な体験を提供することです。一方で、ユーザーが多くのページを行き来しなければならない場合、ページネーションが煩雑に感じられることもあります。そのため、無限スクロール（Infinite Scroll）や読み込みボタンなど、ページネーションの代替となる手法が採用されることもあります。

ページネーションは、情報を整理し、アクセス性を高めるための基本的なデザイン手法として、印刷物からデジタルコンテンツまで幅広く活用されています。