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でぃざ
ディザ
Dither
ディザ
ディザとは、限られた色数や階調で滑らかな表現を実現するための画像処理技法です。
主に印刷やDTPの分野で用いられ、細かな点やドットをパターン状に配置することで、本来表示できない色や中間調を疑似的に再現します。これは、たとえば256色しか表示できない環境で、より多彩な色を表現する際に活用されます。ディザ処理には、濃度パターン法や誤差拡散法といった手法があり、プリント画像の階調や輪郭を滑らかに見せる効果があります。
一方で、ディザ(dither)は画像処理以外の分野でも使用されており、たとえばデジタル音響では、音声信号を量子化する際の誤差を目立たなくするために、あえてランダムなノイズ(ディザ)を加える技法が一般的です。これにより、丸め誤差による音質の劣化を抑えることができます。また、ディザはもともと「揺らぎ」や「小さなノイズ」を意味し、機械や計測機器などアナログ領域でも、精度向上のためにわざと微細な振動を加える技術としても使われてきました。
このように、ディザという言葉は印刷や画像処理だけでなく、音響や計測など多くの分野に応用される重要な概念です。
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