ゲラ

ゲラとは、印刷物の校正用に出力された紙を指します。

最終的なデザインやレイアウトが確認できる状態で、誤字脱字や表現の揺れ、デザインの不備などをチェックするために使われます。本来、ゲラは活版印刷時代に活字を入れる浅い木箱を指していましたが、現在では校正用の試し刷りを意味する言葉として定着しています。

一方、カンプは、デザインが完成する前段階で、クライアントや発注者に確認を取るために作成される見本です。デザインのイメージや方向性を共有することが目的であり、テキストがダミーの場合もあります。

カンプはデザインの合意形成に用いられるのに対し、ゲラは文字やレイアウトの最終チェックに使用されるという点で用途が異なります。